~生きる喜びと生きている幸福を伝えたい~
人間は山の頂には憧れを、海には広大な夢を、河川には源流に探究の想いを抱き続けてきました。
文明が進化し、乗物が進歩して日常がスピード・利便性・効率性に支配された昨今、本来の人間のもつ力・感覚・感性・能力はどこか失われているように感じます。
1,300年の昔から「立山」は、山岳信仰の聖地として全国各地から極楽浄土を求めて多くの禅定登山者が自らの足で頂上を目指してきました。
原生に立ち返り、二本の足だけで汗をかきつつ、海抜0mから3,003mへの頂きを目指して、駆け上りましょう。
豊な自然の風、雲、雨、太陽、大地の中に溶け込み、自らの限界に挑戦することでそれぞれの「生命(いのち)の輝き」を感じ事ができるでしょう。
「暁の海抜0mから3,003mの頂上へ」旅たちの時です。
第24回 立山登山マラニック
24th Mt.Tateyama Maranic 2021
昨年1月から世界各地で蔓延したCOVID-19に日本も巻き込まれ、2度の緊急事態宣言が発令されるなど、その猛威は一向に衰えを知りません。
私たちの生活は一変し、「コロナと共存」ということも言われ始めました。こうしたことからの不透明な社会情勢、先の見えない日々を送らざるを得ない生活が日常になりつつあります。
そんな渦中で立山登山マラニックは、昨年23回大会を実施し、コロナと向き合いながらの大会運営となり、実行委員会では、準備段階から試行錯誤、手探り状態で「出来ることは何でもやってみよう」という姿勢で取り組みました。
結果とし、「選手ファースト」、「コロナと共存・向き合う」、「大会の継続」など、マラニックらしさをアピールできたものと思います。
23回大会の成果をもとに、収集した情報をよく考え、【正しく恐れる】ことの必要性をスタートから立山山頂まで、コロナ下のマラニックの在り方を発信したいと決意し、今回も大会開催を準備していく事を決断しました。
23回大会は、「自粛」をキーワードにして、選手の走行を第一に人や物の接触をできる限り縮小することを検討し、「三密回避」、「マスク着用」、「アルコール消毒」の徹底を地道に実践しました。
さらに今回の大会も選手はもちろんサポートしていただくボランティアの皆さん、沿道の応援、関わってくださる支援者の皆さんと協同協調し、23回大会を通して得た新しい手立てと確実な感染予防対策を行使して、withコロナ時代のマラニックをワンチームのものにし、24回大会を成功に導きたいと考えています。
大会に関わる全ての人が、マラニック応援団の一人として大会を支えてくださることを願っています。
立山登山マラニック実行委員会
開催日
2021年8月28日(土)
スタート会場
富山県 富山市
浜黒崎海岸(キャンプ場):マラニック(フル)の部
立山カルデラ砂防博物館:マラニック(ハーフ)、ウォークの部
ゴール会場
日本百名山 立山主峰 雄山山頂(標高3,003m)
内容
マラニックの部:ランニング、登山 (マラニック=マラソン+ピクニックの造語)
ウォークの部:ウォーキング、登山 (どちらかの足を常に地面に接地し、大地に溶け込み雄山山頂を目指す)
種目
距離
スタート時間
制限時間
高低差
募集人数(宿泊コース)
募集人数(日帰りコース)
参加費(宿泊コース)
参加費(日帰りコース)
マラニック
(フル)の部
約65km
4:00
11時間
3,003m
100名
50名
28,000円
21,000円
マラニック
(ハーフ)の部
約27km
6:45
7時間45分
2,500m
25名
25名
24,000円
17,000円
ウォークの部
約27km
6:30
8時間30分
2,500m
25名
25名
24,000円
17,000円
- 本大会は、競争を第一としません。選手は相互に励まし合い、マラニック・スピリットを合い言葉に、ワンチームでゴールを目指すものとします。
- 順位に関する表彰はしません。
- 雨天決行を原則とします。悪天候によるコースや途中関門制限時間の変更、大会の中断・中止などはその状況に応じて判断します。
- 三密回避を重視しましたことからおもてなしが不十分となります。
- 補給や防寒雨具などをスタート地点から選手の皆さんに携帯・携行していただく負荷がかかります。
- 大会の黎明期はリュックなどを担い、大自然の立山へのピクニックを想定していました。Withコロナで図らずも本大会の
- 原点に近くなったのではないかと思います。こうしたことからもマラニック大会の黎明期の精神にチャレンジしていただければ幸いです。
- 少しでも選手の負担を軽減することなども考慮して、マラニック・ハーフの部(立山カルデラ砂防博物館前スタート)を今年度も開催します。
参加資格
1)フルマラソン4時間以内。
2)100㎞のウルトラマラソンまたは40㎞以上のトレイルランニング大会で完走。(12時間以内が好ましい)
3)大会で室堂エイドまで制限時間(13:30)に到着したことがあること。
2,000m級の日帰り登山の経験があること。
(ア)大会当日18歳以上であること。
(イ)山岳地帯で起こりうる自然環境の変化に適切に対応できること。
(ウ)スポーツマンシップ、交通安全、登山マナーなどを身に付けていること。
(エ)制限時間内にゴールする体力・気力・自信などがあること。
(オ)大会当日の居住地で、非常事態宣言及び県外の移動自粛宣言が関係省庁から出されていないこと。
(カ)大会前10日間以内に、政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国(地域)への渡航、また当該居住者との濃厚接触がないこと。
(キ)大会前10日間の定期的に継続した体温測定をし、当日の体温測定が37.5度以上の発熱がないこと。(別紙記録用紙の提出)
(ク)心身ともに健康であること。(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など基礎疾患を有しないこと)
(ケ)当日、咳、倦怠感、味覚障害、著しい体調不良などがないこと。
(コ)同居する家族、職場や身近な知人・友人などに感染が疑われる人がいないこと。
(サ)これらのことを熟知し、参加を承諾して、「誓約書」を提出すること。
重要
前日時点で自宅住所で(国及び各都道府県、市町村の)非常事態宣言及び、まん延防止等重点措置が出されている場合は出走できません。
ご理解の程よろしくお願い致します。
【スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン】(PDF)
公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会
エントリー
RUNNET(ランネット)
募集期間
2021年5月9日(日)~6月9日(水)(申込者多数の場合は先着順となります。)
主催
立山登山マラニック実行委員会
後援
富山県、富山市、立山町、富山テレビ放送、北日本新聞社、立山黒部ジオパーク協会
協賛
雷鳥荘、浜黒崎キャンプ場、イズミ、スポーツのマンゾク、エムテック、印刷工芸つるぎ、桝田酒造店、おざわ歯科医院、OUNCE、SALLYS RUNNING DEPT.、マイルドスポーツ、トヨタモビリティ富山、La La HONEY、日の出屋製菓、キョーエイ、立山黒部貫光、安藤トライアスロンスクール
協力
富山県内のランニング・ウォーキング・登山愛好家の皆様
情報協力
富山県[立山博物館]、立山カルデラ砂防博物館[富山県]